1: 2015/12/05(土) 19:49:58.17 ID:FNw1ctWj.net
を話しに来た

m2808

3: 2015/12/05(土) 19:53:55.65 ID:N+MAOayK.net
気団の馴れ初めスレ向けだが
支援

4: 2015/12/05(土) 20:00:46.12 ID:X4x1bZ77.net
これは聞いておこう

5: 2015/12/05(土) 20:59:56.55 ID:FNw1ctWj.net
家に着いたのでパソコンから書いていく

7: 2015/12/05(土) 21:06:25.67 ID:FNw1ctWj.net
登場人物
俺・・・25歳、身長170cm(160cm台が盛ってるわけじゃない)、プロレスラー
みたいな体つき、ブサイク寄りのフツメン
初恋の女の子・・・25歳、美人、160cm弱、やや痩せ

8: 2015/12/05(土) 21:11:56.01 ID:QBfBHrKJ.net
早くしろ 風邪引く

10: 2015/12/05(土) 21:26:44.85 ID:X4x1bZ77.net
>>8
ズボン降ろしてんじゃねぇよ

9: 2015/12/05(土) 21:19:22.29 ID:FNw1ctWj.net
初めての出会いは小2の時だった。
俺は小学校イチのクソガキだった。
1日3回は先生に怒られるのが当たり前。
ちょっかいを出しまくっては楽しんでる本当に手の掛かるガキだった。
そんな俺の横に、たまたま席替えでやってきたのがアヤカ。
一目惚れだった。
初めての、ちゃんと目を見てしゃべれなくなる人間だった。
俺は初恋の人にちょっかいを出しまくった。
からかってイタズラしてちょっかい出した。
ときどき「俺くんもしかしてアヤカのこと好きなんじゃないの~?」なんて
言われては、図星を突かれてビクっとなりながら、
「そんなわけねーだろ!」と意地を張る、そんなクソガキだった。
たぶんあの頃の俺は彼女から嫌われていた。
でも、彼女にかまってもらえる、自分を見てもらえる、それだけで俺は嬉しかった。

11: 2015/12/05(土) 21:31:21.41 ID:FNw1ctWj.net
そんな感じで俺は小学6年生になった。
しかし俺はまったく変わっていなかった。
俺は根っから空気の読めない、むしろ俺が空気で「周りが俺を読め」みたいな
とんでもないクソガキだった。
手を焼いた担任の先生が俺の親に助けを求めて何度母親が小学校に見に来た事か。
授業参観でもないのに、自分の親はしょっちゅうクラスの後ろに立っていた。
もはや俺の親はクラスメイトの一人なんじゃないかと思った同級生がいたかもしれない。
それくらい、俺の親はしょっちゅう来ていた。
そんな状況が、俺の6年間の日常だった。
しかしながら、自分で言うのもなんだが俺は多少人気者だった。
クソガキっていうのはみんなから文句言われるものの、逆に言えばみんなから
文句言ってもらえるほど仲も良いというわけで、俺は同級生ほぼ全員が友達
みたいな、そんな憎まれっ子世にはばかってる最たる例だった。
一方アヤカは、女子グループのリーダー格の一人だった。
すぐ男子を殴るためゴリラと呼ばれていた。
俺もしょっちゅうぶん殴られていた。
しかしながら、嫌ではなかった、かな。
俺にとっては可愛い好きな子だったから、どんなリアクションでも俺にとって
は嬉しかった。
こんな感じで俺の小学校生活は過ぎていった。

12: 2015/12/05(土) 21:47:02.60 ID:qqfi0kbT.net
俺も小中学校一緒で家近くでクラスも結構一緒になった増子さんに迫ればよかったなあ。
相合傘を書かれたことも幾度か、お互い意識もしてたのになー
彼女の家に呼ばれた時に「まさか」と思って流してしまった俺のバカ。

お前は末永く幸せにな。

13: 2015/12/05(土) 22:11:55.69 ID:FNw1ctWj.net
中学校に進学した。
俺の地元は、近隣のいくつかの小学校の生徒が全員まとめてひとつの中学校に
進学するため、俺の母校はクラスが8つもあるマンモス校だった。
そんな中学1年生のとき。
学校にはあるブームが到来した。
それは、「カップル」ブームだった。
中学生になると子供はなぜ一気にませるのだろうか、中学校では「付き合う」
という事が自分の格を上げるひとつのステータスだった。
それはもちろん俺にも例外ではなかった。
クソガキだった俺は、マセガキになった。
そんな俺に、人生初の恋の季節がやってきた。
初恋の彼女は隣のクラスだった。
中学校に入ってからはまったくしゃべる機会が無かった。
だが、授業後にロッカーに教科書をしまうため廊下に出る時、たまたま目が
合う事はあったりした。
そんなある日。
その日も俺は教科書しまいに廊下のロッカー前に立ってた。
そこに、初恋の彼女も同じくクラスから出てきた。
「おっ」という感じで、お互いに視線があった。
だが、その日はなぜかいつものごとく「よお」とも何とも言う風にはならず、
なんとなくお互い数秒見つめ合っていた。
10秒くらい経った後かな。
お互いがお互いともハッとして、ふと笑みがこぼれた。
お互いその状況に笑い合ってしまった。
お互いの間には、これまでにないほど良い雰囲気が流れていた。
その日の放課後だった。
隣のクラスから、小学校からの友達が俺に話しかけてきた。
友達はこう言った。
「お前さ、アヤカのこと好きなの?」
俺はビックリした。めちゃめちゃビクゥッとした。
「は、はぁ!?急に何言ってんだよ!」
返しの言葉は本当にこんな感じだった。
「なんかさ、アヤカが俺に『わたしのこと好きか聞いてきて』って言われた
んだよ」友達はこう言った。
今から思えば、こんなの完全にお膳立ても良いところである。
彼女の方からこんなにもアシストしてくれていたんだなと。
しかし、当時の俺はバカ者だった。
自分の気持ちに素直になれなかった。
彼女とは付き合いたかったが、それが友達にバレてイジられるのが恥ずかしくて。
そんなつまんない見栄を張って。
だから俺は友達に、
「べつに好きじゃねえよ」と、言ってしまった。
それ以来、俺と彼女が廊下で目を合わせる事は、なくなった。

そんな俺が中2になった時。
初恋の彼女に、彼氏ができたという話を聞いた。
放課後に彼女のいるクラスをこっそりのぞきに行った。
そこには、初めての彼氏と仲良く話している彼女がいた。
誰もいない教室の中で、俺がのぞいてるとも知らず、ふたりは軽くキスをした。
それを見て、俺はその場からダッシュで走り去った。
息が苦しいなんてことを忘れて、ダッシュで家まで走り去った。
それから俺は3年間で、一度も初恋の彼女と同じクラスになる事はなかった。

14: 2015/12/05(土) 22:32:09.35 ID:QBfBHrKJ.net
胸が苦しい

15: 2015/12/05(土) 22:49:58.09 ID:FNw1ctWj.net
俺はあの日から、なんとなく大人になった。
ちょっかい出してからかってふざけ倒していた自分。
しかしあの日以来、そんな自分をどこか冷静な目でもう一人の自分が見ている
ような、そんな人間になった。
俺は中学校に進学してから野球部に入っていた。
あの日をさかいに、俺は真面目に練習に参加するようになった。
俺はずっと勉強ができないバカだった。
しかしあの日から、しっかり勉強をするようになった。
しだいに学校の先生にも褒められるようになった。
空気が読めず、他の小学校から上がって来た男子にじゃっかん敬遠されていた
俺も、みんなの輪に打ち解けられるようになった。
生活はじょじょに充実していった。
でも、心はどこか隙間があって、何をしても埋まらなかった。
そんな自分を、どこか現実を見ているような、もう一人の自分が冷静な目で見ていた。

16: 2015/12/05(土) 22:57:06.26 ID:FNw1ctWj.net
俺と彼女は、別々の高校に進学した。
俺は県で一番の進学校に進学した。
俺は高校で、硬式野球がしたかった。
しかし、地元から通える高校のなかで硬式野球部があるのは、その高校だけだった。
そこまで頭が良かったわけではない。
だが、色々な偶然が重なって俺はほぼ最下位のギリギリなところで、受かった。
どの先生からも奇跡が起きたと言われたものだった。
初恋の彼女は、県内の私立高校のひとつに進学したと、高校に
進学した後に俺は聞いた。

17: 2015/12/05(土) 23:31:53.78 ID:FNw1ctWj.net
高校に入った俺はただひたすらに高校球児だった。
勉強なんか一切せず、ずっと練習をしていた。
そんな俺は見事に学年最下位だった。
学校史上最低の内申点を取ったりした。
生きる黒歴史だった。
今考えてもなぜあそこまで勉強しなかったのかは分からないのだが、当時の
俺は本当に勉強しなかった。
だがしかし、そのぶん野球の練習を必死にやったのは確かだった。
でも、甲子園には行けなかった。
ベスト16までは進むことができたが、その年の優勝校にコールド負けをした。
たった一試合で、とんでもない実力差を見せつけられて、あっという間に
俺の夏は終わった。
「俺の全てを懸けた3年間はこんなものか」。
どこか冷静な目でもう一人の自分が見ていた。
そんな俺もどうにか高校は卒業できた。
この成績で卒業できた事に、どの先生からも奇跡が起きたと言われたものだった。

そんな俺は、結局誰とも付き合う事なく高校を卒業した。
初恋の女の子をずっと引きずってるわけではなかった。
ちっともモテなかったわけでもなかった。
しかし、付き合う事はなかった。
ただひとつ言える事はやはり、ふと思い出すのは初恋の彼女の顔だった。

18: 2015/12/05(土) 23:33:48.25 ID:VU8zYB21.net
読んでるで~

19: 2015/12/05(土) 23:35:12.02 ID:FNw1ctWj.net
反応があるってのは、思ってた以上にありがたいことなんだな

21: 2015/12/05(土) 23:38:19.90 ID:VU8zYB21.net
>>19
そう思うんだったらキリキリ書けやw
スマンがもう眠いなり…

23: 2015/12/05(土) 23:53:48.40 ID:FNw1ctWj.net
>>21
申し訳ない
チャキチャキ書いていきます

20: 2015/12/05(土) 23:36:43.76 ID:QBfBHrKJ.net
はよ

22: 2015/12/05(土) 23:52:05.44 ID:FNw1ctWj.net
高校を卒業した俺は、ニートになった。
大学に進学できなかったのである。
偏差値が70もあった高校に通ったが、勉強は一切やらなかった。
そんな俺は卒業するとき、偏差値30もなかった。
「高校野球が終わったら本気出す」なんて事を言っていた覚えがある。
だが、高校野球が終わった後の俺は、熱くなれるものを失って燃え尽きた廃人
みたいだった。
勉強に本気を出す事はなかった。
高3の頃の記憶はほとんどない。
ふと気付いたら、俺は卒業式の席に座っていた、そんな感じだった。

流れるように俺はニートになった。
大学に行く気はあったが、勉強する気は起きず。
日雇いのバイトで稼いだ金で原付バイクを買って、実家で親のスネをかじり
ながら色んな所に行ってはふらふらして。
古本屋に行っては漫画や本を漁っては立ち読みで1日を潰したり。
TSUTAYAで借りた映画を見たり、コンビニでジャンプを立ち読みしたり。
バッティングセンターに入り浸ったり。
録画していたバラエティ番組を観たり。
そんな生活を2年間続けた。
そんな自堕落な生活のなかで唯一できなかった事といえば、
それは甲子園やセンバツの試合を観る事だった。
高校野球だけは、どうしても観る事ができなかったな。

24: 2015/12/06(日) 00:05:39.13 ID:gLnrM5t6.net
高校の同級生達はみんな一流の大学へ行った。
そしてそのまま、一流の企業へ就職してゆくのだろう。
一方で、俺はニートだった。
俺だって勉強したら一流の大学へ行ける、そんな事を思う自分がいた。
しかしそんなのは無理であると、世の中はそんなに甘くないと、もう一人の自分は
冷静な目で自分を見ていた。
大学に行かないといけないと焦る自分がいて、一方では一流の大学でないと
嫌だとどうしようもないプライドを捨てられずにいる自分がいた。
現実を見るのが怖くて、嫌で、だから逃げ続けた。
そんな自分を、どうしようもないなと、もう一人の自分は冷静な目で見つめていた。

25: 2015/12/06(日) 00:06:41.16 ID:gLnrM5t6.net
話は逸れているが、ここでの経験が俺に大きな影響を与えたから
ここは書かせてくれ

27: 2015/12/06(日) 00:11:46.13 ID:iMgoA/gE.net
俺は続き楽しみにしてる。頑張って書いて

28: 2015/12/06(日) 00:19:18.30 ID:gLnrM5t6.net
そんな俺を救ってくれたのは、高校時代の監督だった。
久しぶりに鳴った自分のケータイを見てみると、そこには知らない電話番号が。
出たら相手は監督だった。
今すぐ学校に来い、と。
その一言だけで、電話は切れた。
30分後、俺は学校に着いた。
俺が学校に着いた時、グラウンドにはたったひとり、監督だけが立っていた。
監督のもとへ行くと、今すぐ着替えろと言われた。
俺はベンチに置いてあったユニフォームを着た。
二人の間には、監督の指示の言葉が飛ぶだけで、それ以外はずっと無言だった。
ユニフォームを着た俺を見て、監督は無言で内野手用のグローブを俺に手渡した。
そして、持っていたノックバットを無言でサードの方に向けた。
俺は無言で小走りし、サードのポジションに就いた。
2年前立っていた場所。
あの頃、俺はサードのレギュラーだった。
3番サード、俺。
懐かしい響きを思い出していた。
監督は一言。
「行くぞ」
俺も一言。
「はい!」
2年ぶりのノックだった。

29: 2015/12/06(日) 00:30:15.19 ID:gLnrM5t6.net
当時と変わらない、死ぬほどツラいノックだった。
どれだけ選手が苦しくても、一切の妥協を許さないノック。
常に選手が取れるか取れないかのギリギリに打つ、厳しいノックだった。
野球部が持っているボール全てを出して、監督は俺にノックし続けた。
一箱150球は入っているノックボールを10箱以上、午後から深夜までかけて、
監督は俺に打ち続けた。
俺がボールを捕りに動けなくなろうとも、立つ事すらままならなくなろうとも、
監督は俺が捕れるか捕れないかギリギリの所に打ち続けた。
野球部で年に数回もない休みの日を使って、何も言葉を口にせず、
思いをボールに込めて、監督は俺に伝え続けた。
最後の一球を俺が倒れ込むようにして捕り、ノックは終わった。
監督は俺のもとへ寄ってきて、一言だけ、「どうだ」と言った。
俺はひねり出すような声で、「キツいっす」と言った。
監督はニヤっと笑ってみせた。
こんな漫画みたいなこと現実に起こるんだな、もう一人の自分は冷静な目で
そんな事を思っていた。

30: 2015/12/06(日) 00:39:41.44 ID:gLnrM5t6.net
監督はきっと俺に、高校野球を必死に頑張っていた頃の自分を思い出して欲し
かったんだろう。
必死になって白球を追いかけてた俺を思い出して欲しかったんだろう。
落ちこぼれという劣等感に負けて社会からフェードアウトしていく俺を見て見ぬ
ふりができなかったんだろう。
言葉で何も言わなかったぶん、言葉以上に重いモノをもらった。
その翌日、俺は机の前に座っていた。
英語の教科書を開く。
独立分詞構文?複合関係代名詞?さっぱり分からなかった。
どのページを開いても、なにひとつ分からなかった。
でも、怖くなかった。

31: 2015/12/06(日) 00:46:57.79 ID:W/kDbYgr.net
そういや、高校の時ガチで好きだった子に連絡先も聞けずに別れてから四年たつな。
もう人生詰んだな

32: 2015/12/06(日) 00:54:51.20 ID:gLnrM5t6.net
そこから俺はバイトを始めた。
予備校に行くために金を貯めた。
ニート2年目の夏の終わりに、監督に死ぬほどしごかれた後、俺は七ヶ月で100万円を
貯めた。
そして三月、親にその100万円を渡して「予備校に行かせてくれ」と言った。
予備校では、そこそこ頑張った。
死ぬ気ではやれなかったが、でも、毎日やった。
ゼロからのスタート、毎日分からない事だらけだった。
でも、少しずつ分かる事を増やしていった。
バカだけど、バカなりに、逃げずに一歩ずつ進んでいった。
最終的には偏差値は50ちょっとまでにしかならなかった。
それでも、俺にとっては嬉しかった。
結局、俺は偏差値50くらいの私立大学に進学した。
大学が決まった事を伝えるため、俺は一年半ぶりに監督に電話した。
監督は「そうか、良かったな」と言っていた。

その年の高校の卒業式を、俺は私服で観に行った。
俺にとっては今年のが本当の卒業式みたいなもんだったから。
式が終わった後、俺はこっそり校舎に忍び込んだ。
懐かしい教室。懐かしい屋上。懐かしい落書き。
ひとり懐古にふけていた。
そんな時、後ろから話しかけられた。
監督だった。

51: 2015/12/06(日) 18:22:48.16 ID:gLnrM5t6.net
「なにしてんだよ」
「いや、ちょっと」
「ちょっと?」
「いや・・・」
お互いニヤニヤしながら、そんな会話を重ねた。
そして少しの無言の後、監督は俺の頭をワシャワシャっと、した。
そして、こんな言葉を口にした。
この時の監督の言葉が俺の人生を変えたなと、今になって感じる。

「お前は、この3年間を後悔してるか?
無駄だったと思うか?
俺は先生をやってて、いつも思うんだけどな。
人生ってのは、色々あるんだよな。
俺も教師になりたての頃はよ、「優秀な生徒を育て上げるんだ!」なんて、
勢いづいて高校にやって来たんだよ。
でもな、生徒ってな、一人一人、ビックリするぐらい全然違うんだよ。
みんな人それぞれ個性があって、みんな15年間のそれぞれの人生を歩んで、
そして高校に入ってくるんだよ。
両親が仲良い所で愛されて育ってきた奴もいれば、シングルマザーでグレて育って
きた奴もいる。
そんな奴らが、まとめて40人集まって、一つのクラスになるんだよ。
そんな全然バラバラの奴らに、俺は熱く語りかけるんだよ。
『ああするのが正しい!こうするのが正解だ!』つってな。
でもな、そんな言葉は、生徒にまったく届いてねえんだ。
俺が"正しい"と思った事を、いくら熱を持って伝えようとしても、
それは全然伝わらないんだ。
俺の話を全然聞いてくれなかった。
俺は悩んじまってよ。
『何で伝わらねえんだろうな』って。
でもな、理由なんて簡単な事だったんだよ。
生徒はみんな人それぞれ違って、そんな生徒達と俺も全然違う、人間なんだよ。
俺が正しいと思った事は、俺にとって正しいだけで、
生徒にとってはそうじゃなかったんだよ。
要するにな、
正しい事だったり、正解なんて、人それぞれなんだよ。
みんなに当てはまる答えなんか無くて、でも答えって自分の中にあるんだよ。
そしてな、それって逆に言うと、
間違いも、人それぞれって事なんだよな。
だからな、
お前にとって正しいと思った事をすればいい。
間違えたら反省すればいい。
そしてまた進めばいい。
どうしてもつらくなったら、俺に電話して来い。
色んな人に出会って、色んな影響を受けて、どんどん変わっていけ。
そして、自分の中の正解を見つけなさい。
その正解が、お前の生きる意味、だから。」

53: 2015/12/06(日) 18:40:39.88 ID:gLnrM5t6.net
もう4年も経つのに、今だにあの時間は鮮明に憶えている。
たった21年の人生でも、色んな事を経験してきた。
空気を読めず、初めの頃は馴染めなかった中学時代。
3年間甲子園だけを目指して必死に練習したが、コールド負けで終わった高校野球。
現実を直視するのが怖くて、逃げ続けた2年間。
そして、素直になれなかった初恋。

色んな思いが胸に込み上げて、涙腺がグッと熱くなった。
熱い話を聞くと「なに言ってんだよ」と軽くスカして笑ってた俺も、
涙を隠すように、「ありがとうございました」と言葉を残して、その場を走り去った。
原付にまたがって、気持ちスピード違反気味に、3年間通った帰り道を飛ばした。
あまり前は見えていなかったような気がする。

55: 2015/12/06(日) 18:53:15.36 ID:gLnrM5t6.net
俺は大学生になった。
そんな俺は、自分にひとつだけ約束をした。
それは、やりたいと思った事ををやり切る事。
3年遅れだからって、影に隠れてコソコソ生きるのはやめよう。
俺なりに俺の人生を。
そんな事を心に決めて、俺は大学生になった。

さっそく俺は野球に入った。
サークルではない、部である。
上下関係に厳しい体育会系の代名詞、硬式野球部に入ったのだった。
一浪して野球部という人間もチラホラいるにはいた。
しかし、三浪は史上初だった。
新入りの1年生が、9割以上の部員より同い年か年上だった。
上下関係の厳しい野球部に動揺が走った。
おいどうする、と。
クン付けか、付けた方が良いのか、と。
数日の扱いに困る空気感の後、最終的に俺はあだ名で統一される事になった。
たぶんこのあだ名は世界に俺一人なので伏せさせてもらいたい。
そんな事もありながら大学生活の第一歩を踏み出した。

56: 2015/12/06(日) 19:11:28.29 ID:gLnrM5t6.net
大学生活にも馴染んで、毎日色んな事を発見する日々を送っていたある日。
俺にとあるLINEが届いた。
それは、高校の時の同窓会だった。
高3の時のクラスが同窓会を開くから絶対来いとの連絡だった。
俺は、りょ、という2文字を送り返した。
了解の略である。

同窓会当日、俺は集合場所の居酒屋の場所が分からず、少し遅刻した。
着いた時にはみんな盛り上がっていた。
集まり良すぎだろと驚きの、全員集合だった。
うぃ~すと中に入ると、みんなから歓声が沸いて、
主役きたぁー!
社会復帰おめでとう!
おい1年おせーぞ!
と、罵声に変わったのだった。
話を聞くと、どうやら俺が大学に行くまで同窓会を開くのを待っていてくれたらしい。
カッコつけの俺はその場ではスカしていたが、心の中では嬉しかったな。

57: 2015/12/06(日) 19:16:29.96 ID:gLnrM5t6.net
みんなで酒を飲んで懐かしさに盛り上がった。
だいぶ飲んで場が落ち着いた頃。
俺はある女の子に話しかけられた。
その子は、高校のとき陸上部だったアカネだった。
久しぶりに会ったら髪伸びてるねー。
なんで高校球児基準なんだよ。
そんな、なにげない会話から始まって。
そして、こんなことを言われた。
「あのね、実はね」
「なに?」
「あたし高校のとき、君のこと好きだったんだよ」
「え?」
ポカーンとなった。
突然の告白だった。
当時は、美人!というほどではなかったがスタイルが良くて、わりと人気があった。
そんなアカネは、大学を経て綺麗な女性になっていた。
そのアカネから言われた、突然の告白だった。

58: 2015/12/06(日) 19:24:12.36 ID:gLnrM5t6.net
男っていうのは単純なもんで、好きと言われた途端気になってしかたなくなる。
突如として、あれ?このドキドキは何だ?、と自問自答が始まる。
酒か、酒のせいなのか。
いや違う、この心拍数は酒じゃない。
なんだこの体の火照りは。
どうして体が熱いんだ。
もしかしてこれは・・・恋!?
などという妄想をほぼ2秒でし終えた後、俺が言った言葉は、
「なるほどね?」だった。
今になってもなぜこの5文字が出てきたのか理由はさっぱり分かってない。
なにも納得してないのに、出てきたのは、なるほどね?だった。
その後はドキドキしすぎてあまり覚えていない。
酒を飲みすぎて泥酔した事実だけが残っていた。
目が覚めたら、俺は誰かの部屋にいた。

59: 2015/12/06(日) 19:40:12.48 ID:gLnrM5t6.net
おー、起きたか。
声の先を見ると、そこにいたのはヤマダだった。
どうやらヤマダが俺を介抱してくれたらしい。
ヤマダは、俺の数少ない親友の一人だ。
コイツとは小学校から高校まで同じで、腐れ縁とも言える。
コイツこんな部屋に住んでるのか、オシャレだな。
そんな事を思った。
俺が二日酔いと寝ぼけでボンヤリしているなか、ヤマダは俺に小さな髪を渡してきた。
それは、アカネのメールアドレスが書かれた手紙だった。
「渡しといて、って頼まれてさ」ヤマダは言った。
昨日の事を思い出す俺。
つまり、そういう事だった。
俺はヤマダに感謝の言葉を言った後、電車に揺られながら一人暮らしの家に戻った。

60: 2015/12/06(日) 19:47:30.79 ID:gLnrM5t6.net
アカネの話要らなかった
書いちゃったから一応書き切る

61: 2015/12/06(日) 19:58:07.43 ID:gLnrM5t6.net
俺はその日の晩、アカネに連絡を取った。
やっと来た、みたいな反応をされた気がする。
なんとなく気が合ったのか、LINEは楽しかった。
そして、今度会おうよという話になった。
デートの約束だ。
数日後、俺はアカネと二人でご飯を食べに行った。
同窓会であんな話をした後だったから、二人の間には何とも言えない良い雰囲気が
流れていた。
その日はそのまま帰ったが、それから3回デートした。
そして、その4回目のデートで、俺は彼女の家に行った。

62: 2015/12/06(日) 20:04:01.06 ID:gLnrM5t6.net
彼女の家でもお酒を飲んだ。
この後待ち受ける事に緊張しながら。

会話が落ち着いた。
お互い無言になる瞬間。
二人とも何もしゃべらない。
目が合った。
無言で見つめ合う。
彼女がスッと身を寄せる。
俺を見つめながら、目をつぶる。
覚悟を決めた俺。
アカネの肩を掴んで、キスをした。
そして、そのまま一夜を共にした。

63: 2015/12/06(日) 20:07:44.40 ID:gLnrM5t6.net
朝、目が覚めると横にはアカネが寝ていた。
昨日の事を思い出す。
そうか。
ついにか。
ついに、やったか。
波瀾万丈21年の人生。
エッチどころかキスもした事のなかった俺が、やっと大人の仲間入りをした日だった。
アカネが目をさますと、いきなりキスをされた。
「よろしくお願いします」と言われた。
俺は、「なるほどね」と言った。

64: 2015/12/06(日) 20:14:16.59 ID:gLnrM5t6.net
そんなこんなでお付き合いが始まった。
そして夏休みに入った。
大学に入って初めての夏休みだ。
野球部の合宿やらデートやら海やらバイトやら、やりたい事をやり尽くした。
と同時に、勉強の方もやり尽くした。
充実した夏休みだった。
そして夏休みの最終日、ある連絡が届いた。
それは中学の同窓会だった。

65: 2015/12/06(日) 21:07:27.33 ID:gLnrM5t6.net
中学の同窓会は過去に一度行われていた。
1度目は成人式の時で、今回は2度目の開催だった。
9月初旬、中学の同窓会が開かれた。
時間ぴったりに居酒屋に着いて中に入ったものの、そこは数人の同級生しかいなかった。
ちょうどその頃、同級生は就活真っ只中だった。
だから、中3の時のクラスのうち9人、それも全員男しか集まらなかった。
まぁそれでも男だけとあって、下ネタもガンガンいけたので、同窓会は盛り上がった。
実は誰が好きだったとか、実は誰にフラれていたとか、そんな話で盛り上がった。
話が落ち着いた頃、俺はトイレに行った。
そしたら、俺も行くわ~、と付いてきた奴がいた。
タナカである。
タナカとは、顔を見ると俺の苦い記憶が思い出される人間だ。
そう。
コイツは、初恋のあの子に「わたしのこと好きか聞いてきて」と言われたアイツなのだ。
二人で連れションして、用を足している時、タナカはふとこんな事を言ってきた。

66: 2015/12/06(日) 21:17:51.54 ID:gLnrM5t6.net
「そういえばお前、アヤカって覚えてる?」タナカは聞いてきた。
「覚えてるよ」俺は答えた。
「中1の時さ、俺が聞きに行ったの覚えてる?」
「あったな、そんな事」
「懐かしいよなぁ~」
タナカは笑った。
「アヤカにさ、成人式のとき、あの時の事を聞いたんだけどさ」
「うん」
「あいつ、お前の事好きだったらしいぜ」
「・・・ふーん」
「成人式の時『会えると思ってたのに』って残念がってたぜ」
「・・・そう」
「なんだよノリわりぃな」
「別に~」

トイレから戻ると、飲み過ぎて二人が寝落ちしていた。

67: 2015/12/06(日) 21:35:30.76 ID:gLnrM5t6.net
飲み会も0時を回り、深夜のテンションとなった。
九人いたメンバーは六人が寝落ちし、残ったのは俺とタナカと、あと誰か。
話す事もなくなり、ラストオーダーで頼みまくった鳥軟骨九人前をつまみながら、
三人は暇を持て余していた。
しばしの無言の後、タナカが悪い提案をしてきた。
「なぁ、今からアヤカに連絡取れよ」
ふざけた野郎だと思った。いたずらっ子なのは相変わらずだった。
「小学校のグループLINEあるだろ?あそこにアヤカいるから送れよ」
「嫌だよ」
「なんでだよ~!面白そうじゃん!」
「めんどくせえって」
「なにスカしてんだよ」
「スカしてねえし」
「いいじゃん!やろうぜ」
タナカはこうなると引かない。
俺が押しに弱いのを知ってるからだ。
しかし俺も今回ばかりは引けなかった。
相手がアヤカとなると悪ノリに流される事はできなかった。
しかし、結局押しに負けてしまうのが俺という人間だった。

68: 2015/12/06(日) 21:37:44.54 ID:bDGx3GEa.net
ふむふむ

70: 2015/12/06(日) 21:48:47.08 ID:gLnrM5t6.net
この頃の俺にとってのアヤカとは。
もう自分とは関係のない人。
俺の知らない所で彼女は生きていて、俺は俺で自分の人生を歩んでいる。
何も馳せるような思いはない。
小学校と中学校での同級生の一人に過ぎない。
そんな人。
と、思っていたはずだった。

酔った勢いもあって、別に昔好きだっただけで何があるわけでもないし、まぁいいかと
思って、俺は結局LINEを送った。
送った瞬間は「やっちまった」という軽い後悔が生まれたが、それもタナカの
「フゥー!」という喜びの声を聞いたらどうでもよくなった。
結局その時、連絡は返って来なかった。
そりゃそうだ、もう深夜の3時だ。
普通の人なら寝ていておかしくない。
そのまま朝5時になり店が閉まるので、俺は全員を起こして同級生はお開きになった。
タナカは不服そうに「つまんねえなぁ」と嘆いていたが。

71: 2015/12/06(日) 21:59:36.20 ID:gLnrM5t6.net
同級生から帰った俺は、家で爆睡し、起きたらもう16時だった。
ケータイを見ると、一件のLINE。
相手はアヤカだった。
今でも覚えている。
「うわっ!」って来てた。
もう少し言葉を選べなかったものか、と少しショックだったのを覚えている。
それにしても、なんだろうな。
もうとっくに吹っ切れていたはずなのに、いざLINEが来たら、心が思った以上に揺れた。
言葉では上手く言い表せない動揺というか、高揚があった。
そんな事を察されないように一度深呼吸をして、俺は何もないような返事をした。
すると数分後、電話がかかってきた。
アヤカだった。

72: 2015/12/06(日) 22:08:24.30 ID:5Gv4ZHCg.net
アカネかわいそうの予感

73: 2015/12/06(日) 22:09:09.26 ID:5hcxm+Y3.net
アヤカとアカネがごちゃ混ぜになる

74: 2015/12/06(日) 22:16:48.59 ID:gLnrM5t6.net
何分くらいしゃべったかな。
たぶん、40分くらいだった。
緊張を隠して、冷静にしゃべる事に必死だったと思う。
普通に、何で成人式来なかったのーとか、今何してるか~とか、そんな話をした。
死ぬほど長く感じたが、終わってみるとあっという間の電話だった。
「バイトだからまた連絡するね」という言葉で、電話は終わった。
ケータイを置いて、フゥ~と、大きなため息。
緊張する必要なんか全然ないのに、緊張が解けて脱力感に襲われた。
ひさしぶりに声を聞いて、どことなく高揚感の余韻が残った、そんな夜だった。

75: 2015/12/06(日) 22:23:36.82 ID:gLnrM5t6.net
それからも、俺はアヤカと連絡を取り合っていた。
アカネは就活で忙しかったため、なかなか会う事はできなかった。
それも相まって、結構頻繁に連絡を取り合っていた。
野球部の練習と勉強そしてバイトに追われ、俺も俺で忙しくはあったのだが、
アヤカと連絡を取るようになってから、前よりもケータイをマメにチェックするよう
になっている自分に俺は気付いていた。
そんな感じで数週間を過ごし、ついに誘いが来た。
アヤカからの、「ご飯行こうよ」という連絡だった。

76: 2015/12/06(日) 23:42:59.79 ID:gLnrM5t6.net
書くのに疲れてしまった
この後、アカネと別れて
アヤカが、初恋の男の子と付き合って
初恋の男の子と俺はもちろん知り合いで
俺打ちひしがれて
でもそこから再起するんだけど
あらすじ書いたから終わりでいいかなっていう

77: 2015/12/07(月) 00:10:37.98 ID:xnFA7MNC.net
だめ

待ってるから

78: 2015/12/07(月) 00:30:55.65 ID:WWFw7zp0.net
肝心なトコじゃねーかw

80: 2015/12/08(火) 00:03:09.41 ID:ue/AJsmC.net
はよ

82: 2015/12/09(水) 12:44:28.29 ID:znRJwcQM.net
このスレも18年かける気か?



引用元