1:2018/03/22(木)19:32:06 zmO
3人席がピッタリ私の座椅子

m6892
2:2018/03/22(木)19:33:22 hLz
>>1
よぉバーバパパ
4:2018/03/22(木)19:34:47 zmO
>>2
寸胴の例えなのか
老婆扱いのバーバなのか
3:2018/03/22(木)19:33:32 zmO
ヒザ痛かったから優先席座っていいだろ
5:2018/03/22(木)19:35:27 FSP
トン単位でも違和感ない重さ
6:2018/03/22(木)19:39:14 zmO
>>5
それが全部ヒザに来たんだ
耐熱皿でも割れてるわ
7:2018/03/22(木)19:40:12 hLz
>>6
ピザだげにってか?ふはははは









スマン
8:2018/03/22(木)19:46:22 zmO
>>7
確かに私は熱を帯びてた
車窓のガラス曇ってたからね

気にするな
私の体脂肪はチーズと同じだ
9:2018/03/22(木)19:48:45 hLz
>>8
チーズ「あんあんっ!(解せぬ)」
11:2018/03/22(木)19:51:56 zmO
>>9
私も四足歩行で電車降りたよ
13:2018/03/22(木)19:53:55 hLz
>>11
チーズは二足歩行だ一緒にすんな
14:2018/03/22(木)20:00:51 zmO
>>13
確かに
幼少期以来見てないのに怒られるとは思わなかった

四足歩行だけに、土禁ちゃん
10:2018/03/22(木)19:50:38 ylz
電車の上下移動の負荷が加わったか
12:2018/03/22(木)19:52:59 zmO
>>10
電車の上り下りって山の事だったのか
22:2018/03/23(金)06:12:06 ueb
>>12
電車は横にも縦にも揺れるよな
26:2018/03/23(金)12:42:38 bFn
>>22
ウエストくびれそうでいい動きじゃねーか
15:2018/03/22(木)20:02:50 Vgb
クロちゃんより先に死にそう(´・ω・)
17:2018/03/22(木)20:55:44 zmO
>>15
スクワットで棺桶に座らないしん!
16:2018/03/22(木)20:51:42 UVN
またお前か
18:2018/03/22(木)21:09:57 zmO
>>16
電車のように何度も来るぞ
体型だと貨物列車
19:2018/03/22(木)21:20:12 zmO
スクワットはキングオブ自重トレと聞いたんだがこりゃ炭鉱労働だったわ
20:2018/03/23(金)05:12:03 Fo7
スクワットは上手いフォームでやらないと膝や腰いわすよ
電車なんて揺れてる場所でやったらダメでしょ
24:2018/03/23(金)12:39:19 bFn
>>20
100キロだぞ
自重で揺れを抑え込めると思ったんだよ
電車は各駅停車になるけどな
21:2018/03/23(金)06:00:26 0cX
ダイエット成功したんじゃなかったんか?
25:2018/03/23(金)12:41:07 bFn
>>21
こないだ8キロ痩せたけどすぐ戻ったわ
リバウンド王桜木
23:2018/03/23(金)08:53:25 exC
横幅3人前で100キロって…
身長120センチくらい?
27:2018/03/23(金)12:43:35 bFn
>>23
それ洗濯機だろ
28:2018/03/23(金)12:47:51 Fo7
つり革で頭打ちそう
30:2018/03/23(金)12:55:17 bFn
>>28
2回しかやってないんだから頭打ってもハイタッチみたいなモンだろ
29:2018/03/23(金)12:53:17 Fs0
電車遅延は貴様のせいか
31:2018/03/23(金)12:58:21 bFn
>>29
すまんな
私が乗車した瞬間から「ガタンゴトン」じゃなく
「ズズズズズ」になったからな
車体も摩擦で熱くなってたよ
32:2018/03/23(金)13:01:21 Fs0
なんで車内でスクワットしたん?
33:2018/03/23(金)13:09:34 bFn
>>32
思い立った時に筋トレできるのが自重トレの良さって聞いたんだよ
車窓から偶然「スクワイヤ」という会社看板が見えたんだ
34:2018/03/23(金)13:13:43 mX4
VIPでデブ関連のスレ見ると
この前知ったサッカー選手のデ・ブライネ思い出すようになった
35:2018/03/23(金)13:22:55 bFn
>>34
私は自戒の為にその選手と同棲したいわ
36:2018/03/23(金)13:30:12 Q7O
痩せてどうぞ
37:2018/03/23(金)14:13:04 bFn
>>36
そんな席譲るように言うなよ
38:2018/03/23(金)14:14:19 odC
体重が100キロでも身長が2mあれば問題ない
40:2018/03/23(金)14:17:15 bFn
>>38
体重に合わせて身長伸ばすヤツいないだろ
39:2018/03/23(金)14:15:24 Fo7
大腿筋はデカいから鍛えると基礎代謝が上がりやすいぞ
スクワット続けるべき
41:2018/03/23(金)14:19:43 bFn
>>39
二の腕も太ももくらいの肉だぞ
身体全部がチャンスだ
43:2018/03/23(金)14:58:00 TFn
>>41
太ももくらいの筋肉ならいいが、その二の腕ぽよよんとしてないか?
45:2018/03/23(金)15:09:09 bFn
>>43
ぽよよんどころか腕の動きに1秒遅れてついてくるわ
残像かと思う
46:2018/03/23(金)15:11:37 Fo7
>>45
振り袖ww
47:2018/03/23(金)15:12:39 bFn
>>46
ああ、小学生から成人式だ
48:2018/03/23(金)15:58:31 TFn
>>1
ほんまのセキトリやな
>>47
成人病にはなってたかもしれん
50:2018/03/23(金)16:17:03 bFn
>>48
そう、中2で厨二病じゃなく糖尿病かもな
黒板見えないわ
42:2018/03/23(金)14:56:57 ubo
臭そう
44:2018/03/23(金)15:07:47 bFn
>>42
私は薔薇の香りだ
もしくはバラ肉の香り
食欲そそるだろ?
49:2018/03/23(金)16:02:10 sS6
関節が死ぬわ
51:2018/03/23(金)16:18:19 bFn
>>49
私の膝はよくやってくれてる
座る事を「ボーナス」と呼んでる
52:2018/03/23(金)16:35:01 bFn
少し自分語りしていいかしら?



私のバイト先のカラオケ店。

冷凍庫の食品が無くなる、という
理由で防犯カメラが設置された。

でも私は
自分が疑われているのではないか、
と少し思った。

何せ私は100キロ近く太っていた。

食品との相性が良い。
53:2018/03/23(金)16:36:15 bFn
何せ私は100キロ近く太っていた。

食品との相性が良い。

私は幼少の頃から
新横綱、稀勢の里に似ていた

二十歳過ぎまで彼氏が出来る事もなく、
でもデブ特有の張りぼての明るさで
女友達には恵まれていた。

特に仲が良かったのは
カラオケ店のバイトで同僚だった
陽子だ。

陽子は名の通り太陽のような
明るさを持った子で、
バイト先の男子女子構わず
従業員から人気だった。
54:2018/03/23(金)16:37:14 llU
押しつぶしたのか
56:2018/03/23(金)16:39:33 bFn
>>54
展開が早いよ
それじゃ私いるの刑務所だろ
55:2018/03/23(金)16:37:39 bFn
陽子は名の通り太陽のような
明るさを持った子で、
バイト先の男子女子構わず
従業員から人気だった。

陽子の見た目は女優の
蒼井優そっくりで、
よくカラオケ店のお客様にも
ナンパされていた。

他人にも愛想の良い陽子は
そういうナンパを上手く断わる事が出来ず、
よく勤務中の私が割って入って止めていた。


お客様も驚いた事だろう。

厨房から力士のような体型の私が
突然止めに入って来るのだから。
57:2018/03/23(金)16:40:41 bFn
門番、なんてあだ名が
バイト先で付けられていた。

そんな時、関西出身の陽子は
「ありがとぉな」
と屈託のない笑顔で私にお礼を行って来た。
私は同姓ながら
可愛いなぁ、と思っていた。

私の勤務していたカラオケ店は
2階建てで、オーダーの品を届けるのは
階段を使わなければならなかった。
100キロ近い私には
とても重労働で、私を気遣った
陽子は率先して2階への届けやバッシングを
してくれた。
58:2018/03/23(金)16:41:43 bFn
私は陽子に感謝しつつも、
毎日勤務シフトが陽子と同じなら楽だな、
なんて思っていた。

そんな遅番の日、
私は陽子がいなく仕方なく2階への
バッシングに行っていたら
膝に激痛が走った。
慣れない階段で膝に限界が来てしまったのだ。
私は
年柄も無く
「痛い痛い」とカラオケ店の
フロアでプロレスラーのように
転げ回った。

気付いたら陽子がいた。
59:2018/03/23(金)16:42:58 bFn
私の膝を必死で擦ってくれている。
どうやら学校の友達とプライベートで
カラオケに遊びに来ていたようだ。

「大丈夫?」
そう優しく声を掛けてくれる陽子に
私は言いようのない安堵感に包まれた。

そして陽子は私に
「今日これで帰って」
と自分の自転車の鍵を渡してくれた。

なんて優しい子なんだろう、と
私は陽子の行動に感銘を受けた。

そして何かお返しをしなきゃな、
なんて思いながらその日の勤務を終え、
陽子が貸してくれた自転車に跨がった。


私の体重で自転車はすぐにパンクした。

私はそれを黙ったまま
陽子に自転車を返却した。
60:2018/03/23(金)16:44:37 bFn
陽子は次の日徒歩で出勤していて
「ごめんなぁ!タイヤパンクしとったやろ?」
と謝って来た。
私は
「気にしないで」
と素っ気なく返答した。



カラオケ店のバイトには
大谷君という大学生が働いていた。
大谷君は端正な顔立ちで長身、
横に伸びた私とは真逆のフォルムをしていた。

同僚の女性陣からの人気も高く、
私も密かに恋焦がれていた。
でも稀勢の里似な私に
都会的に洗練された大谷君が振り向く筈もない、
と諦めていた。

大谷君は慶応大学に通っていて、
小平市という郊外に住んでいた私にとっては
とても都会的で憧憬の的だった。

その癖、ガラの悪いお客が来た時には
モップを持って立ち向かい
文武両道とはこの人の為の言葉だ、
なんて思っていた。
61:2018/03/23(金)16:46:13 bFn
ジュワーッと大谷君が
オーダーのフライドポテトを揚げる。
バイトのマニュアルには
「2分間フライヤーで」と記載されていたが
大谷君は決まって2分10秒のタイマーを
セットしていた。

「この方がカラッと揚がるんだよ」
そうにこやかに話す大谷君に
私は底知れぬ頭脳を感じていた。

これが慶應義塾。
そんな事を思っていた。

そして大谷君はよくフライヤーに
残ったポテトの破片を私に食べさせてくれた。
私が「アツッ!」と高温の油に舌を火傷していると
大谷君は素敵な笑顔でお腹を抱えて笑ってくれた。

「好きになっちゃうじゃない」

私は大谷君への想いを
日に日に止められなくなって行った。
62:2018/03/23(金)16:47:35 bFn
深夜のバイトを終え、
カラオケ店の鍵を締める私の口の中には
まだ大谷君のくれたフライドポテトの
味が残っていた。
「デブの私らしい香水ね」
私はそんな自虐的な事を口走ったが
本心は嬉しかった。

辺りはぽつりぽつりとした街灯。
闇を纏った町が私に孤独を押し付けようとしていた。
そんな中での大谷君がくれた味。
私には心強い味方に思えた。

お客さんを思っての2分じゃなく
2分10秒。
たったその10秒に大谷君の人柄が
凝縮されているような気がした。
そしてそれを味わっている私は
彼の優しさを独り占めしているような
優越感に包まれていた。

徒歩で実家から通っていた私は
駐輪場を通り過ぎようとした。

その刹那、
聞き覚えのある笑い声が耳を掠めた。

拙い薄灯りの駐輪場を
凝視すると

中番で上がった筈の大谷君がいた。
63:2018/03/23(金)16:49:07 bFn
心臓の鼓動が早くなる。
私は一気に自分の体温が上昇するのを
悟った。

どうやら大谷君は
バイト仲間の橋浦君を待っていたようだ。

二人で談笑している。

私は二人に
「お疲れ様でした」と声を掛けようとした。
勿論、大谷君の「あ、お疲れ」の言葉が一言でも
欲しかったからだ。

私が二人に近寄ろうとした瞬間、
橋浦君が言葉を放った。

「そういやお前、なんでいつもフラポの欠片
門番にやってんの?」
門番とは太った私のあだ名だ。

大谷君は停められた自転車のペダルを
空漕ぎしながら
「餌だよ、デブの餌」
と笑いながら言った。

私の顔から笑みが消える。

大谷君は続けた。
「デブ嬉しそうにゴミ食うじゃん、
油まみれの」

私は呆然とした。
64:2018/03/23(金)16:50:30 bFn
大谷君の好意だと思っていた
ポテトをくれるという行動は
私を馬鹿にしていたのだ。

私はそっと自分のお腹を触った。
なめらかな曲線。
確かにデブだ。

目の前で私の体型で爆笑している
二人。

私は自分の脂肪のついたお腹が
憎くなり、
力いっぱいヘソの部分を
押した。

ブーッ!

お腹を押した事とポテトの食べ過ぎからか
私は放屁してしまった。

私の屁の音が深夜の駐輪場に
鳴り響いた。

その屁音は汽笛のようだった。
思ったより高い音が出てしまったのだ。


大谷君と橋浦君がこちらの方を見る。

どうやら私に気付いたらしい。
大谷君は笑顔で
「お疲れー!」と軽く私に手を振った。

私はその彼の動作で
先程の私への辛辣な言葉が
冗談なのが分かった。

彼は橋浦君への
照れ隠しで
私にフライドポテトを食べさせている事を
餌と呼んだのだ。
65:2018/03/23(金)16:52:35 bFn
私は嬉しくなり、
大谷君に
「一緒に帰ろう」と言った。

大谷君はまた照れて
「いや、」と言った。
私は「いいから!」
と彼のTシャツの襟を掴んで連れて帰った。

途中のコンビニで分かれ道になり
「じゃあここで」
と彼は恥ずかしそうに言葉を溢した。

私はコンビニで豚カツ弁当を買おうと
思っていたので
「弁当買ったげるわ」
と店内に入り豚カツ弁当を2個購入した。

コンビニを出ると大谷君の姿は無かった。

「ほんとにシャイなんだから」

私は少し含み笑いをしながら
その場で豚カツ弁当2個をかき込み
ゴミを捨て大きなゲップをした。

私の唇は豚カツの油でテカテカに
なっていた。

そっと自分の唇を触る。
大谷君がこの唇に触れてくれる日は
来るのだろうか。
66:2018/03/23(金)16:57:12 bFn
翌日、遅番で出勤すると
陽子の声が聞こえて来た。

「痛くないの?」

キッチンの中に入ると
大谷君がバイト制服の袖を捲り上げ
肘を陽子に見せていた。

肘の先がポコっと突起している。


「これ中学校くらいから
出来てるんだよ」

大谷君は少し照れながら
でもそれを自虐ネタのように
笑いながら言った。

陽子は大谷君の肘を
ゆっくりと擦りながら

「えーい、ひっこめー」
と言った。

私はそれを見て

何このブリッ子

と思った。
大谷君は
「それでひっこんだら、
この中学からの数年間なんだったの」
笑った。

私は笑えない。

「何、大谷君に触ってんだこのブス」
と心底で怒号がうず撒いた。
67:2018/03/23(金)16:58:36 bFn
陽子はブリッ子じゃないし、
優しい子だ。

私もそれを理解している。
でも心の制御が出来ない。

私はレジカウンター裏に設置されている
タイムカード置き場に行き、
陽子のタイムカードを取り出すと
素早く修正液で
全ての打刻時間を塗りつぶした

これであんたの労働は無料ね

私はニヤつきながら
そんな事を思った。
そして、いつもの如く我に返る。

デブスで性格まで悪いなんて救ようが無い。

私はそう自分を戒めて
陽子のタイムカードの修正液を
涙目で拭き取った。
68:2018/03/23(金)16:59:57 bFn
大谷君も稀勢の里似な私より
蒼井優に似ている陽子と
話している方が楽しいだろう。

キッチンに戻ると
まだ大谷君と陽子は話していた。

「野球やってたから肘に負担かかったのかな」

彼はそう話しながらピッチングフォームを
していた。
カッコイイ。
でも私にはその余計な肘の出っ張りが
疎外されている自分に思えて悲しかった。

「今夜うちで鍋やらへん?」

陽子が私に言って来た。

陽子は大阪から女子大に通う為、
この小平市で一人暮らしをしていた。

「具、ぎょーさん買うとるから」
無邪気な彼女の笑顔が私に突き刺さる。
私は自分がデブスということで
彼女に嫉妬しているのに。
「水餃子も買うたで」

「水餃子!」
私は感嘆し声を出した。
69:2018/03/23(金)17:04:18 llU
門番は自分の腹を
ゆっくりと擦りながら

「えーい、ひっこめー」
と言った。

ぶりっこめ
71:2018/03/23(金)17:07:38 bFn
>>69
それライザップの社員の役目だろ
70:2018/03/23(金)17:06:12 bFn
水餃子は私の好物で
以前100個くらい食べたと豪語していたのだ。

陽子はそんな事も覚えてくれていて
私の為に準備してくれたのだ。

「うん、鍋やろう」
私は満面の笑みで答えた。

バイト帰りの駐輪場で
「ほな行こか」
と陽子と話していたら

着替えた大谷君が話し掛けて来た。
「ねぇ、陽子ちゃんと門番
今日鍋やるんでしょ?
俺も行っていい?」

私は気分が高揚した。
大谷君と同じ部屋で
同じ鍋を囲むなんて

こっちが沸騰しちゃうよ。

気さくな陽子は
「全然ええよ」
と笑顔で答え、

私たち3人は
コンビニでお酒を買って
陽子の部屋に向かった。
72:2018/03/23(金)17:09:01 bFn
私たちは楽しくお酒を飲みながら
鍋を突付いた。

陽子の味付けがまた格別で
私は水餃子を60個くらい食べた。

鍋を食べる大谷君。

私は彼の顔を見ながら
なんて素敵な時間なんだろう、
と思っていた。

深夜2時くらいになり、
そろそろ寝ようか、という事になった。

「え?大谷君も泊まるの?」
と私は内心ドキッとしたが
彼は酔っていてとても帰せる状態では無かった。

陽子が多めに布団を敷いてくれて

私たち3人は川の字になって寝る事になった。

左から
大谷君、私、陽子

の順番だった。
私の隣で大谷君が寝ている。

その事実だけで
私の興奮は収まらなかった。
73:2018/03/23(金)17:10:38 bFn
部屋の電気を消して30分くらい経った頃、

私はまだ全然寝付けなかった。
大谷君の方向を見る勇気も持てず、
かすかに触れ合う服の擦れに
ビクッとしていた。

彼の寝息が部屋の時計の秒針と
呼応する。

私はこれって現実なの?
と思いながら瞼を閉じていた。

その刹那、

コリコリコリッと
左乳/首に刺激を感じた。
74:2018/03/23(金)17:11:41 bFn
ええっ!?
と驚きながらも腕の動作で
その乳/首を触っている主が大谷君だと
分かった。

そ、そんなバカな

私はたじろぎながらも
これは現実か、と思い
身動きを取らないようにした。

棒のようになった私の左手の甲に
硬くなった大谷君のディカプリオが触れた。

私に興奮している!

私は嬉しくなり、
でも男性に胸を触られるなんて
初めての事で

動揺と嬉しさと緊張で
首筋に汗をかいた。

「門番」なんてドカベンのような
あだ名を付けらた私を

スタイリッシュな大谷君が
必要としてくれている。
75:2018/03/23(金)17:12:51 bFn
その事実だけで私は涙が出そうになった。

でも次の瞬間、
私は我に返った。

なんと
隣で寝ている陽子が
「ううん…」
とセクシーな吐息を漏らし出したのだ。

え?触られてるの私なのに?

そう思った私は
うっすら瞼を開けた。

すると、
大谷君の右手はしっかりと
陽子の胸を鷲掴んでいた。

そして、私の胸には
大谷君が陽子の胸の為に伸ばした
肘が置かれていた。

偶然にも、
大谷君の肘の突起が

私の左乳/首に擦れていただけだった。
76:2018/03/23(金)17:13:53 bFn
山登り。

私はそんな言葉を
思い起こしていた。

大谷君は陽子という
湖に辿り着く為に

私という山を越えていたのだ
悔しい。

私の怒りは大谷君と
陽子に向けられた。

私はガバッと起きると
「さあ、もうすぐ電車出るでしょ!」
と2人の掛け布団も剥ぎ取った。

「デブスはどこ行ってもジャマなんだなあ」

私は一人での帰り道そんな
事を呟いていた。
77:2018/03/23(金)17:14:55 bFn
自然と頬に涙が伝う。
線路沿いの道は等間隔に
街灯が灯っていて

明け方の暗峠に
ときどきスポットライトを
当ててくれているようだ。

「私の左乳/首は一瞬だったな」

私は自分に当たったスポットライトを
思い出していた。

気付けば以前、大谷君に逃げられた
コンビニの前に来ていた。

中に入ると
お弁当コーナーに
ぽつんと一つだけ豚カツ弁当が
置かれていた。
78:2018/03/23(金)17:16:05 bFn
商品を補充する
配送のトラックがまだ来てないようだ。

私にはその取り残された弁当が
私自身のように思えて、

「お待たせ」
と言いながらレジに持って行った。

会計担当のレジの店員さんが

「これしか無くてすみません」
と申し訳なさそうに言って
バーコードを読み取った。

私は

「あら、デブだって1個の日もあるのよ?」
と笑顔で答えた。

私は自動ドアを抜けて

新しい朝を迎えたこの街に
「眩しいなあ」

と目配せを送った。
79:2018/03/23(金)17:17:30 bFn
以上よ

自分語りしてごめんね

これが私のスクワットの動機なの
80:2018/03/23(金)17:23:21 llU
来週はグロ画像をあさる小学生その後・・・です
それではっ気絶怪絶また壮絶!
83:2018/03/23(金)20:01:52 bFn
>>80
私の自分語りはどれだけ幅広いんだ
2個暗い過去は抱えられられない
81:2018/03/23(金)17:30:13 TM8
ダイエットしろまで読んだ
84:2018/03/23(金)20:02:30 bFn
>>81
それ本なら帯だろ
82:2018/03/23(金)17:38:06 ueb
突然語り出してて草
85:2018/03/23(金)20:03:33 bFn
>>82
そう、なんか胸がスッとした
まさに語りシス


引用元